今日は契約日であった。
警戒しすぎかもしれないが、変なものを口にして眠らされているうちに現金を奪われる可能性もゼロではなく、飲み物は低茶を断り持参したペットボトルを手にしての交渉となり、緊張の中でのやりとりであった。とりあえず身体的な危害を加えられることなくまた自宅の玄関をくぐれたことはひとつの収穫であったと言っていいだろう。
売買契約に加え、サブリース業者との賃貸借契約、登記関係や仲介関連の書面授受など膨大に手続きがあり、非常に時間が掛かって大変だったが無事終わって何よりである。いつもながらいかがわしい相手との付き合いが始まると思うと不安もあるが、晴れてオーナーとなったことについては気分的な高揚があるのも事実である。
とりあえずまず2014年の確定申告に向けて書類の整理などが必要になるが、物件視察などは継続していきたい。現在は転借人が入居しており、しばらくはサブリース業者が面倒を見てくれることを期待しているものの、契約上は転借人が出て行けばいつでも契約解除できるため、最短で契約解除されるものとして次の展開を見据えておく必要がある。
値下げ要求など出た場合はリフォームして自分で店子を探すのがいいだろう、と思っている。何かあっても自己責任であるし、物件売買にくっついてきたサブリース業者というのは素性も分からず不安はある。今の条件で継続してくれるもよし、縁が切れるのもよし、トラブルにならないようにつき合っていければと思う。
しかし久々に大金を持ち歩き、魑魅魍魎たちと密室で膝をつき合わせ、とにかく緊張した一日であった。今日はゆっくりと寝ることにしたい。
Leave a Reply